タロットカード【愚者(フール）】の意味！恋愛/仕事/問題などの解釈も

タロットカードの0番である『愚者』はなぜ愚者と呼ばれているのかご存じでしょうか？

タロットカードの愚者の意味を知らない方は、タロット占いで愚者のカードを引いた時、

「このカードにどういった意味があるのか？」「良いカードなのか悪いカードなのか？」など、疑問に思われるでしょう。

タロットカードの結果は正位置と逆位置や、引いた方の現状によって変わってくるので、カード本来の意味を知ることが重要になってきます。

このページでは、タロットカード【愚者（フール）】の意味や、恋愛・仕事・人間関係の問題などの解釈方法を紹介します。

タロット占い｜愚者(フール)のカードの本来の意味は？

真の目的を教えてくれる

家も仕事も持たないさすらいの人である彼は、周りの人から見ると愚か者に見えるでしょう。

しかし、そんな愚か者である彼を、周りの人たちは羨ましくも思っています。

他のことを気にせず、自分の思うままに生きる愚者は、とても楽しそうであり、自分も愚者のような人生を歩みたいと思うことがあるはずです。

そんな自由人の愚者ですが、もとから何も考えずに愚者になったわけではありません。考えに考え抜いた結果が、愚者という生き方だったのです。

愚者のカードはあるべき姿に縛られている自分たちに、真の目的を教えてくれます。

真の目的を知ることで、本来の自分のスタート地点へと向かうことができるでしょう。

絵の意味

白いバラは無邪気な心を表しており、小さな荷物は身軽でどこにでも行けることを表しています。

ボロボロの服を着ていますが、白いバラを大切に持っていることから、情熱ではなく無邪気な心で進もうとする思いが表されています。

崖に向かって進もうとしているあなたの姿に気づいて、そばにいる犬が危ないと警告していますが、あなたはそれに気づくことはないでしょう。

あなたにとって犬の警告は、軽快に進むための音楽のようなものです。

崖から飛び降りてしまった後に、現実に引き戻されるか、大きく羽ばたいていくかは、あなたが愚者のように振舞えているかどうかで決定します。

また、タロットカードでは左が過去、右が未来を表しますが、愚者が進もうとしているのは崖のある左方向です。

すべてを捨てて新しいことを求める愚者ですが、その一方で捨てきれない過去があるという意味もあります。

タロット占い｜愚者（フール)の正位置と逆位置の意味は？

タロットカードには『正位置』と『逆位置』があり、同じカードを引いたとしても、占いの結果が違ってきます。

愚者の正位置の意味と逆位置の意味を知ることで、対策方法なども知ることができますので紹介します。

正位置	逆位置

愚者(フール)の正位置の意味は？

愚者のカードには自由や始まりという意味があります。

このカードが正位置で開かれた場合は、新しいことが始まるということを表します。

楽天的で天真爛漫である愚者は、崖から飛び降りるように危ないことであっても、気がつくことはありません。

しかし、自由で冒険心があり、新しい体験を求めて前向きに物事を進めます。

荷物が少なく身軽な愚者のように、何かに縛られることなく、新しいことを始められる自由な存在です。

恋愛であれば、自由に楽しむことができる時期なので、気になる相手がいる人は、結果を恐れず積極的に行動しましょう。

結婚に関したことだと、旅立ちの暗示です。

結婚を考えている人であれば、今の状況から旅立つという意味で、この時期に行動に移すと良い方向へと進むでしょう。

愚者(フール)の逆位置の意味は？

このカードが逆位置で開かれた場合は、無計画で無責任な行動が周りの人たちに悪影響を与え、自分自身も貶めることになります。

また、衝動的な行動に出たり、逃避したりなど不安定になってしまうことも。

心を落ち着かせ、現状を安定させることが必要になってきます。

何も知らないまま始めてみても、すぐにつまづいてしまうので、後先考えずに行動することも改善していきましょう。

結婚に関したことでも同じことが言え、無知で非常識な面が悪い結果をもたらす暗示です。

愛だけで周りが見えなくなってはいけません。

将来どのようにしていくか？という計画について相手の方と話し合うのも1つの方法です。

浮気についてだと、相手にとってあなたとの関係は遊びの可能性があります。

相手の方が自由奔放に振舞い、自分のことしか考えていないことを示しているので、その態度が間違っているとしっかり話し合うことが必要です。

質問別愚者(フール)が出たときの正位置・逆位置の解釈

ここからは相談内容や質問内容によって、愚者のカードが出た場合の解釈方法を正位置と逆位置でご紹介します。

また、正位置が出た場合と逆位置が出た場合のアドバイスもまとめています。

恋愛：片思いや復縁祈願は叶う？

「愚者」正位置の場合

新しい始まりの意味がある愚者のカードが正位置で出た場合は、新しい恋の始まりや、新しい恋の展開を意味します。

また、縛られない自由な恋愛や、冒険、未知の恋愛などを表します。

相手の気持ちに関しては、前向きに進めたいと考えているものの、多忙であるため、なかなかあなたと向き合えないという状況です。

そして、あなたとの関係や状況について、何か大切なことを選ぼうとしており、これは恋愛関係だけでなく、夫婦関係にも同じことが言えます。

復縁に関しては、別れた相手があなたに対し、マイナスな思いを持っていない状態になっているので、素直にやり直したいと伝えれば復縁できる可能性があります。

「愚者」逆位置の場合

考えなしに無責任な行動により、破局を迎える可能性があります。

また、不倫関係の場合であれば、逆位置であって新たな展開を意味します。

相手の気持ちに関しては、あなたとの関係を続けたいと思ういつつも、後ろ向きな気持ちを抱いているので、現状から進展しにくい状況にあります。

相手の方は気持ちが定まっていないので、みずから動き出すことができません。

このカードが出たときのアドバイス

正位置が出た場合

前向きに捉えていいですが、このカードが自分の気持ちや相手の気持ちを表す場所に出た場合、地に足がつかず現状を軽んずる傾向にあるので、注意が必要です。

また、相手を縛ろうとせず、ありのままで付き合っていくことが大切です。

未来のことはあまり考えずに、その時が来るまで待つことも必要になります。

また、復縁に関してですが、相手の方があなたに対しマイナスな思いを持っていない状態なのは、別れたことに執着や未練などもない状態とも言えます。

そのため、復縁できたとしても幸せに感じることができない可能性も。

復縁できた場合は、復縁した後も努力をしていくことが必要です。

逆位置が出た場合

無責任な行動は逃避しているということにも繋がるので、自分の気持ちと向き合うことが必要になるでしょう。

また、あなたも相手の方も目的地がハッキリとしていない状態なので、その場の勢いで進展してしまいがち。

そうならないように、お互い信用して頼れる関係性を築いていくようにしましょう。

復縁に関して逆位置が出た場合は、あなたとの別れを引きずっているか、すべて忘れ去っているかのどちらかになります。

これがどちらであったとしても、復縁することは限りなく難しい状態です。

相手のことを待っても、こちらから行動に出ても、復縁は難しいという暗示です。

もし、復縁ができたとしても、良い関係を築くことができないので、それならば新しい出会いへと切り替えたほうが良いでしょう。

対人：相手の気持ちは？

「愚者」正位置の場合

面白そうだという印象を受けているようで、気楽に接することができると評価されているようです。

愚者の自由気ままな考え方が、冒険心をくすぐったり、興味を惹く理由になっているようですね。

あなたとの関係については、発展するかはどうかはまだわからないといった状況です。

また、束縛されず自由に振舞い人間関係を楽しめているという意味もあります。

ポジティブな愚者は、対人関係に関しても、新しい出会いに気分を高めている状態です。

「愚者」逆位置の場合

危ういところがあったり、無計画なところがいい加減な人という評価を受けているようです。

自由奔放な振舞いの度が過ぎて、注目されてしまっているかもしれません。

それ以前に、特に興味を持たれていないという可能性もあります。

その他にも、優柔不断で決断力がなく、無知なところは対人関係に影響しがちです。

このカードが出たときのアドバイス

正位置が出た場合は、とにかく挑戦することが大事になってきます。

あなたのことに興味があり、注目はされているものの、発展するかはわからないという気持ちをもっているので、結果を恐れず行動に移してみましょう。

自由な発想が良い結果に繋がるので、あまり縛られないように意識することが必要です。

逆位置が出た場合は、自分がいい加減にしていることや、わがままな行動などを改善するようにしていきましょう。

また、計画性のない行動は無謀だと思われても仕方のないことなので、こちらも改めるようにして慎重さも身に着けることが大事です。

仕事：これからどうなる(何に注意すべき？)

「愚者」正位置の場合

自由奔放の意味をあらわす愚者のカードが出た場合、自由な発想が評価されるということをあらわしています。

斬新で新しいアイデアが、上司や取引先で認められ予想外の展開に発展することも。

また、転職などについては、今までの考え方とは違うところに、真の自分らしさを活かせる仕事があったり、予想外のチャンスが訪れることが示されています。

その他、偶然出会ったものから問題解決のヒントが得られることがあるかもしれないという可能性を示します。

なので、新しいことに興味を持つことや、自ら人とかかわっていくのが良いでしょう。

「愚者」逆位置の場合

無計画で無責任な行動によって、仕事上で成し遂げることが難しい状況になることが暗示されており、崖から落ちてしまうような状況がやってくるというお告げの意味もあります

自由がきかず、新しく始めたいことも出来ないといった状況にもなるので、息が詰まったり退屈だと感じるでしょう。

また、わがままで勝手な行動は、信頼を失う原因となりますので、自分の行動に責任を持ち、計画をしっかり立てるなど、自らを改善することが必要です。

このカードが出たときのアドバイス

正位置が出た場合は、新しくて斬新な発想が求められていますが、結果を恐れずに何事も挑戦することが大事になります。

あなたらしさを発揮することができれば、チャンスを掴むこともできるでしょう。

逆位置が出た場合は、まず冷静になることが求められます。

そして、周りを見渡してから行動に移すように改善することが必要になります。

冷静さを失い、無責任で無計画な行動を続けてしまうと、あなたの評価も下がっていくでしょう。

逃避をせずに自分と向き合うことが大切です。

問題：今ぶつかっている問題はどうすべき？

「愚者」正位置の場合

愚者のカードが正位置で出た場合、新しい始まりや自由、今までにない恋愛などの意味があります。

そのことから、このカードを引いた人は現状から抜け出して新しいことを始めたいという願いを持っているでしょう。

自由奔放な愚者は、縛られることなく未知への一歩を踏み出す状態にあるということです。

「愚者」逆位置の場合

愚者のカードが逆位置で出た場合、新しいことを始めたいけどしり込みしてしまって始められないという状態にあります。

今までの方法に満足し、問題から目を背けているため、新しことに対し臆病になっているとも言えますね。

改善すべきことをしていないので、恋愛関係でも発展することがありません。

このカードが出たときのアドバイス

正位置が出た場合は、新しいことを始めたいという願望に対して素直になって挑戦すると良いでしょう。

自由奔放な愚者のカードが示す通り、自由な発想で新しいことに取り組むことが大事です。

逆位置が出た場合は、まずは問題と向き合うことが求められます。

新しいことを始めるためには、問題から逃げずに改善しなければ何事も進展することはないでしょう。

正位置と逆位置で共通しているのは、結果を恐れずに挑戦するということです。

もっと詳しく知りたいなら

今日はタロットカードの「愚者(フール)」の正位置と逆位置のもつ意味や解釈についてご紹介しました。

タロットカードは経験によって解釈の幅が広がります。

同じカードの同じ位置でも、占う人によっては全く別の解釈をすることが多々あります。

今回は本来のカードの意味についてご紹介しましたが、もっと細かく見てほしい！原因や解決方法についても教えてほしい！という方はプロの占い師に相談するのが一番です。

タロットカードは手相占いのように対面でなくても占えるので、気軽に出来て、深夜でも相談ができる電話占いがおすすめです。

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